先日初めての大学の授業を担当しました。
ほんと楽しかった!!これに尽きます!
明星大学の社会学部の授業で、「働くこと、生きること」というテーマのもの。
大学でこんな授業があるなんてすごくいい大学!
午前は大教室で「たまにはTSUKIでも眺めましょ」オーナーの高坂さん、「スープの会」の後藤 浩二さん、多摩電力合同会社の山川さんとトーク。
大きな階段教室に100人近く生徒さんがいて緊張しました。。。!
お三方もわたしも、今の社会にちょっとした疑問を抱いたところから自分で仕事をつくり始めたところが共通していて、すごくおもしろかったです。
午後は武蔵小金井のシャトー2Fでワークショップを企画しました♪
阿部ちゃんが小金井周辺の農家さんの野菜をつかった、健康的で美味しいランチをつくってくれました!
授業の最初に「働くことのイメージは?」と聞いた時、9割の生徒さんが「お金のため」「生活のため」というこたえ。
午前の授業でも「好きなことやりたいことが今あるか」という問いに、手をあげたのは100人中3名ほどだったので、なんとなくこの答えになるかなあという気がしていました。
ゲストは「子ども原っぱ大学」の塚越暁さん。
元地域おこし協力隊で茨城の里見で活動してる長島由佳ちゃん。
冒険家の阿部雅龍さん。
3人とも、わたしがとっても素敵な生き方をしているなあという大人です。
いつもと違って活動紹介ではなく生い立ちから話してもらって、プレゼンが本当に面白かった!
生徒さんたちは最初、なんでこの仕事で生活できてるのかよくわからないゲスト陣に「???」という様子だったし言葉も少なかったけれど、後半のワークショップになると少しずつ自分の思いを話してくれるようになり、だんだんと顔に笑みがこぼれて明るくなっていくのがわかりました。
仕事になるかはどうでもいいから、「どこで、だれと、何をしたいか」考えるという時間。
「地元で、地元を盛り上げる何かをしたい」
「日本のいろんなところで、同じ考えを持つ仲間と、大人も子どもも関係なく音楽が好きになれる空間をつくりたい」
「世界の野球に関わるこどもに野球を教えたい」
「海外でその国の人達と楽しく働く」
「インターネット上で知らない人と何かをつくる」
最初と全然表情が違っていくのが嬉しかったし、無口で無表情でいた彼らがこんな風にやりたいこと本当はあったんだ!って思ってびっくり。
「どんな会社に就職したい?」っていう質問だったら、こんな答えは出なかったんだろうなと思います。
職業になるかどうかわからなくても、自分の願いをちゃんと自分で把握することって大事だし、いくらでもそれが仕事になる時代なんじゃないかなって思うのです。
「なんの職業につくか」というよりは、職業になるかどうかわからないけど、まず「なにをやりたいか」というところを考えたいと思ったこの時間。
最後にもう一度「働くことのイメージは?」の質問の答え。
「就職、転職、退職という一本の筋書きが働くことではなく、好きなことを仕事として働くこともできる」
「生きていくのは、ただ生きるだけでなく楽しむことでもある」
「働くことは、楽しいかも」
「やりたいことをやりたい」
とってもとっても嬉しかったです。
最終的には塚越さんパワーで
「冬にチャリで日本一周します」
「地元・所沢で名物のいもとお茶の祭りやります」
と発表してた子も!!笑
こんなふうにちょっと胸のなかにあった気持ちを後押ししてあげれるって、すごくいいなあと。
祭りは本当にやる方向で動いてて笑、一回会ってさようならじゃなくて、今後も学生さんたちと何かをつくっていけそうで嬉しいです☆
実際に仕事にできるかは抜きにして、まず未来どうなりたいかって考え続けることはすごく大事だとは思うのです!
このような機会をくださった大学の先生方、本当にありがとうございます!
前半も後半もゲストの3人がおもしろすぎて、本当いい日でした。
「いい仕事だった、いい日だった」って思える日がつづくよう、わたしも頑張っていきたいと改めて思いました◎