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会社での女の子グループでのランチがつらくて一人でご飯を食べると決めた、ある女の子のお話。

まあ、わたしなんですけどね!笑

まだ会社に勤めていた頃、同じ課の女の子同士でのランチタイムがとってもしんどかった。

毎日食堂に移動して、女の子たちが話す話題は決まってテレビドラマか、上司の悪口か、晩ごはんの献立か、土日に彼氏とどこに遊びに行くか。

働きながら、プライベートの時間使ってダンスしたりクラブでイベントしたり、復興支援したりトークイベント開いたりしていた頃。

自分がそんなに関心のない話だし、共通の話題もないしで、わたしはほとんどしゃべることがありませんでした。笑

単純にその課に長くいるお局リーダー的な女子と全然気が合わなかったこともあり、途中からその課に入った私はどうしてもそのグループに溶け込めず。しかもしゃべるより昼寝したい笑

一年間は我慢してみたけど、途中で気づいた。

「っていうか時間有限なのに、耐えて気が合わない人たちとお昼ご飯食べてる時間むだじゃない?」

そう思って食堂に行くのをやめて、一人でパソコンで調べ物しながらご飯を食べるようになった。そして終わったらすぐ昼寝。笑

女の子たちも男性職員も「なんでいかないの?」とは聞かないけど、「何かこの子変な子」と思っていたと思う笑
でもそう思われたとしても、あの時間に耐えるより全然マシだと思っていた。

言い換えれば「逃げた」ということだと思うけど、とってもポジティブな逃げだと思う。

だってそこからのお昼時間は、いっつもgreenzとか気になるひとたちのインタビュー記事読んだりして、とっても充実していた!好きなことを探求しながらお昼を食べれる、とっても有意義な時間。

そうしたらいつのまにか、違う課の女の子が、上司に怒られたり他の子と衝突した時に、「工藤さん、一緒にご飯食べていいですか?」と時々訪ねてくるようになった。
よく泣きながら話すその子の話を聞いてた。

つまりひとりぼっちだった私は、その子の安心できる居場所になったのだ!
わーい^^

会社勤めは仲間と思える人と仕事して楽しかったのと同じくらい、人間関係で悩むことも多く。
辞めてから振り返ると、「狭い人間関係のなかで、ここが自分の全てだと思い込んで耐えて働くのは本当にきついことだな」と思います。

私はけっこうポジティブ人間で、コミュニケーション力あると思われること多いんですが、こういうコミュニケーションの違和感に本当に敏感で耐えられない人間でもあります。

なんでこんなエピソードを思い出したかというと、今日べてるの家が主催する当事者研究会に行ったから。

「当事者研究」とは、統合失調症(精神的な病気)の人たちが、同じく病気のひとたちと一緒に、自分の病気を研究し、自分で病名をつけ対処法を探っていくこと。
薬も効かず、社会に適応することもできなくなってしまった人たちが、ここでは生き生きと自分の病気を研究しています。

今日はその中で一人の若い女の子が、
「病気になって二年も働いてないんですけど、働きたいんです。でも人間関係がうまくやれないから、人間に関わらないで仕事したいんです」
と相談していた。

聞けば、会社に勤めたこともあるけど、女性同士でのコミュニケーションが苦手で、ランチタイムにテレビドラマやファッションの話をされるんだけど関心がないしつらすぎて辞めてしまったと。

「え、私と同じじゃん!」と思ったんです笑。

なので私のエピソードを話したら、参加者が「逃げたほうがいいんですね!」と笑ってくれた^^

ある統合失調症の方が、「居場所が一番大事」だとおっしゃっていた。
自分は仕事や人間関係で悩んで、そういう間違った居場所にいたから、なんども死にかけた。
でもここでは、「病気」というビジネスをしている人たちがいて、みんな病気だけどそれを楽しみながら生きる仲間がいる。
だからこの居場所では生きていける。

そこでの人間関係がうまくいかなくても、自分を責める必要はなくて、単純に居場所が違うだけなのかもしれない。
だから自分の合う居場所に、「逃げる」っていうか「移動する」ほうがいい。

溶け込めないことや、周りの人に好かれないことを「仲間はずれ」とか恥ずかしいと思う必要はない。

だって自分が好きでもないし自分を好きでいてくれない人たちに、人生を左右されてたまるかー!という感じ。笑

会社を辞めて今のびのびしている私は断言できる!

「みんな自分の活きる居場所があるから、移動しよう!もしくは自分でつくろう!あなたの幸せな居場所がきっとどこかにある」

と。笑

事情があってやめれないとしても、ランチタイムを別々に、みたいなちょっとした工夫でも大きく変わります!

他にも、買い物依存症だったり、親との関係がうまくいかなかったり、統合失調症になる理由は、病気でない人も悩むのと同じようなことばかりだった。
だってそれ、私も悩む時ある!笑

それが大きくなりすぎて、病気になっているだけなんですよね。

参加されている方が当事者、もしくはご家族だったので、肩身狭いかと思いきや、居心地がよく「別に全然私と同じ、理解できる」って思った時間でした。

べてるの当事者研究、きになる方はぜひ^^
いろんな生きるヒントが詰まっていると思います。

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