やっと表参道spiralでのミナペルホネン20年目の展示、「ミナカケル」に行ってきました。
今回の展示のタイトル「ミナカケル」は、「さまざまな人の想いを掛け合わせ、走り続けるミナ ペルホネンが向かう未来。」という想いがこめられているそう。
(ミナ好きは、皆川さんが陸上選手だったからっていうのもあるよね!と言ってました)
これまでつくられたテキスタイルや洋服、小物、インテリア。
そしてミナのプロダクトができるまでの過程が写真や映像で展示されていました。
皆川さんが書いたと思われる言葉の中に、こんな一節がありました。
「つくりかた」
技術を革新して 手を鍛える
生活を直視して 空想にふける
緻密に企て 偶然を呼び込む
限りを尽くし 社会に委ねる
信念を曲げず 自在に動く
そうやって
進歩を怠らず
経験を心に蓄え
作っていけば
良いのだと思う。
ものづくりに関して書かれたものだけれど、いろんなことに通じてくることなのかなと思う。
「限りを尽くし 社会に委ねる」って潔くていいなと思いました。
「わかるひとだけわかればいいよ」っていう感じじゃなくって、「最大限にがんばりました。ぜひ見てください」っていうような印象がある。
つくられた布をつかうんではなく、社会への考察や自然への詩情をモチーフに皆川さんがいちからテキスタイルをつくってるって、本当に素敵だなあと思う。
余った布も全て小物につかわれるそうで、些細なところまでこだわりがあっていいなあ。
何よりとにかくカラフルと柄物が好きなわたしには、なんとも幸せな空間でした。
この鳥モチーフのテキスタイル、大好きです。