先日イベントに登壇した際、
「活動してる中で一番つらかった経験はなんですか?」
との質問にお答えするとき、松浦弥太郎さんの本のこの1ページを引用させていただきました。
「どんなものでも修復する」
私にとって一番つらいことは、
企画が失敗したりお金がなくなったり、
そういうことではなくて
「周りの大切なひとが、自分が原因で自分から離れていくとき」です。
「大切にしていても、壊れてしまうことはあります」
好きで大切にしたかったはずなのに
目の前のことにとらわれて、
相手の気持ちを気遣うことができなかったり、
浅はかな行動をしてしまったり、
心ない言葉をかけてしまうときがあります。
目標に純粋に一生懸命になればなるほど、そういうことが起こるときもあります。
ほんのすこしのすれ違いだったり、誤解によってそうなってしまうこともあります。
活動しているとたくさんのひとと関わるので、
ちゃんと考え行動することができなくなって、
仲間を傷つけてしまうときや周りのひとの期待や応援を裏切ってしまうことがよくあります。
とてもつらかったときに、
親しい人がこの本を読んだらいいよと
松浦弥太郎さんの「100の基本」という本を見せてくれました。
このページの言葉にはとても救われました。
「壊れたとたん、ぽいと捨てるのではなく、「必ず直す」という意識を持つこと」
そうか、自分は嫌われてしまったのだ、だからもう一緒にはいれないんだ。
と思うのではなく、
「必ず直す」という気持ちを持つこと。
そう思ったときに、
わたしが人間としてすごく好きなんだったら、
相手から嫌われてしまったり失望されたりしても、
辛くてもそれを受け止めて自分の悪いくせを直すよう心がけ、
あきらめず根気強くその人とこれからも付き合っていきたいという気持ちを示そう、
思いや感謝が伝わる行動をしようと思えるようになりました。
人間関係だけでなく、プロジェクトだったり、物でもなんでもそうなんだと思います。
とってもしんどいんだけど、「必ず直す」ということ。
これは人生でずっと大切にしていきたいキーワードだなと思います。
一度失敗したらそれですべて終わりじゃなくて
人間は自分が決意したら、いつでも変われるしやり直せる。
今はそう思います。
そして周りの人にも、
一度失敗したらその人から離れるのではなく
必ずチャンスをつくってあげれる人間になりたいと思っています。