先日は、ずっと行ってみたかった空間、荻窪のブックカフェ「6次元」へ。
店内は噂通りレトロでこだわりのつまった、なんだか少し異次元な空間。
店主のナカムラクニオさんの著書「人が集まるつなぎ場のつくりかた」も読んでいたので、その独特な雰囲気に触れることができてとても嬉しかったです。
大好きな谷川俊太郎さんの詩と、
「乾き」見て以来好きだなあって思っていた小松菜奈ちゃんの写真のコラボ詩集「雪の国の白雪姫」発売記念トークイベントに参加しました(菜奈ちゃんはもちろんいない笑)
谷川さんのお孫さんの谷川夢佳さんがスタイリストをつとめて、谷川家の別荘で撮影したそうです。
菜奈ちゃんの透明感あるなんとも言えない可愛らしさに、雪景色に、独特のファッションに、谷川さんの詩。
赤の装丁もとっても素敵で購入。
イベントで谷川さんの詩の朗読が聞けたことがとてもうれしかった。
詩はお産のようなもので、月満ちて生まれてくるものらしい。
「ほんとうはメッセージなんかないものが詩なんです。
ぼくは詩にメッセージなんかこめたくない。
理想的なのは、日本語を綺麗に組み合わせてここに置きたいって感じなんです。」
と以前おっしゃってたのが印象的だったな。
わたしも美しい言葉が綺麗に並べられた詩が好きです。
私も晩年は詩人になりたいとか思っている、ひそかに。笑
この本のなかで好きだっだ詩の一部分は
夜のかなたに夜があり
そのまたかなたに夜がある
夜には石が積まれてく
夜から夢がわいてくる
夜のとおくに国があり
そのまたとおく国がある
そこでも誰か歌ってる
どこから朝がやってくる
綺麗だなあ。